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不動産担保ローンは即日融資できる?できるだけ早く融資を受けるためには?

不動産担保ローンは即日融資できる?できるだけ早く融資を受けるためには?

比較的低リスクで融資を受けられるとして、不動産担保ローンの利用を考えている人は多いでしょう。なかには、急ぎお金が必要で「即日で不動産担保ローンを借りたい」「できるだけ早くお金を調達したい」という人もいるのではないでしょうか。

本記事では、不動産担保ローンの即日融資の可否や、できるだけ早く融資を受けるコツについて解説します。

【基礎知識】不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは、所有している不動産を担保に、金融機関から融資を受ける有担保ローンを指します。

まずは、不動産担保ローンの基本的な情報についておさらいをしておきましょう。

不動産担保ローンを利用するメリット・デメリット

不動産担保ローンは、低金利で返済期間が長いのが特徴で、担保なしの融資と比べて低リスクで借り入れることができます。担保となる不動産の価値によっては大きな借り入れも可能です。

さらに、事業目的以外にも教育資金、結婚資金、リフォーム資金、引っ越し費用、ローンの借り換え、医療費などさまざまな用途で利用できます。

一方で、不動産を担保としているため、返済ができなくなると担保となっている不動産を失うリスクがあります。また、不動産の価値が低すぎる場合、借入自体ができないことも考えられます。

一般的な不動産担保ローンの審査基準と審査期間

不動産担保ローンでは、一般的な借り入れと同様に借り手の返済能力が審査されます。加えて、担当者が現地に赴き、不動産の価値を確認する調査も必要となるため、無担保で借りられるカードローンやキャッシングと比べると、審査期間が長くなる傾向があります。

仮審査に3日程度、本審査に1~3週間程度かかるのが一般的。書類の準備や審査通過後の手続きを考慮すると、融資までの期間は1ヶ月程度みておきましょう。

不動産担保ローンの即日融資は不可能ではないが難しい

不動産担保ローンを即日融資してくれる金融機関は、少数ながら存在します。しかし、即日融資ができるケースは少なく、多くの場合は最低でも2週間程度はかかります。

不動産担保ローンの審査では、担保となる不動産について、立地や土地の広さ・形状から、構造、築年数、接道の向き、前面道路の種別、隣地との紛争の有無、税金の支払いまで幅広い項目を評価します。不動産は個別性が高いため、同じエリアの同じように見える戸建てでも、使用状況によって価値が変わることがあり、慎重な調査が行われます。

さらに、評価には専門知識が必要なので、調査担当者のスケジュールが申し込んだ当日に空いていなければなりません。

上記のことから、不動産担保ローンの即日融資は非常に難しいといえるのです。

不動産担保ローンを少しでも早く融資してもらうには?

それでは、不動産担保ローンを少しでも早く融資してもらうには、どうすればよいのでしょうか。融資を急いでいる方は、参考にしてください。

ノンバンクは融資が早い

不動産担保ローンを扱う金融機関は、大きく「銀行」または「ノンバンク」に分けられます。

ノンバンクとは、お金を貸すことを専門としている銀行以外の金融機関です。信販会社や消費者金融などが該当します。銀行は、銀行法による制約が多く、審査期間が長くなるという特徴があります。ノンバンクは銀行よりも金利が高くなる一方で、貸金業法が適用されるため銀行よりも審査スピードが速く、融資も早く受けられる傾向があります。

審査のスピードを重視する場合は、ノンバンクを利用するとよいでしょう。

滞納がある場合はすべて支払っておく

不動産担保ローンでは、申込者の返済能力を審査します。この時、通信料や光熱費、その他の借り入れで滞納があることがわかれば、審査に時間がかかったり、審査に落ちたりします。金融機関から信頼してもらえるよう、何かしらの滞納がある場合はすべて支払いを済ませてから不動産担保ローンの申し込みをしましょう。

必要書類を揃えておく

不動産担保ローンの審査で必要な書類は借り入れる金融機関によって異なりますが、おおよそ下記のようなものが提出を求められます。

住民票や納税証明書、印鑑証明書、固定資産評価証明書は、市町村役場で発行してもらわなければなりません。登記事項証明書や公図、建物図面、地積測量図は法務局で取得する必要があります。

・本人確認書類
・収入証明書
・住民票
・納税証明書
・実印
・印鑑証明書
・不動産のローン残高証明書・返済予定表
・登記事項証明書
・公図(建物図面・地積測量図)
・固定資産評価証明書
・登記識別情報通知書(権利証)
・賃貸借契約書(担保不動産が賃貸中の場合)

そのほか、不動産購入時の資料として間取り図が残っていれば用意してください。間取り図がない場合は、現地調査時に作成することもあるようです。

金融機関に必要書類を確認して、申込前に書類を揃えておくことで、スムーズに融資を受けられるでしょう。書類不足だと、審査に申し込むことができない可能性もあります。

審査が早い金融機関を選んで不動産担保ローンを申し込もう!

即日融資は難しくても、ノンバンクのように審査が早い金融機関は存在します。できるだけ早く融資を調達したい場合は、審査のスピードが速い金融機関を調べて申し込むとよいでしょう。申し込みの際は、あらかじめ必要書類を準備しておくことで、スムーズに審査から融資へと進めることができます。

どうしても即日融資が必要だという場合は、借入額に注意しながらカードローンやキャッシングの利用も検討してみましょう。