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共有持分だけでも不動産担保ローンは組める?他の共有者に内緒で借りる方法と注意点

共有持分だけでも不動産担保ローンは組める?他の共有者に内緒で借りる方法と注意点

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親から実家を兄弟で相続した、あるいは夫婦でお金を出し合ってマイホームを購入したなど、1つの不動産を複数人で所有している状態を「共有名義(共有持分)」と呼びます。

生活費の補填や事業の運転資金、あるいは予期せぬ医療費など、急にまとまったお金が必要になった際、「自分名義の持分だけでも、不動産担保ローンの担保にしてお金を借りることはできるのだろうか?」と悩む方は少なくありません。特に、「お金のことで家族や親族に心配をかけたくない」「関係が悪化していて、とても同意をもらえる状態ではない」というケースでは、内緒で資金調達ができるかどうかが死活問題となります。

結論から言うと、共有持分のみを担保にして融資を受けることは可能ですが、銀行などの一般的な金融機関では非常にハードルが高くなります。

この記事では、共有持分を担保にお金を借りる仕組みや、他の共有者に内緒で融資を受ける具体的な方法、銀行が融資を嫌がる理由、そして絶対に知っておくべき注意点について徹底解説します。

共有持分(共有名義)とは?自分の持分は担保にできる?

「共有持分」とは、1つの不動産を複数人で共同所有している場合の、各々が持っている所有権の割合のことを指します。たとえば、親の家を兄弟3人で均等に相続した場合は「各持分3分の1」、夫婦で資金を出し合って家を買った場合は「夫が3分の2、妻が3分の1」といった具合です。

ここで重要なのは、「物理的に部屋を分けて所有しているわけではない」ということです。1階は兄、2階は弟という分け方ではなく、家全体に対する権利の割合として存在しています。そのため、家を丸ごと建て替えたり、家全体を売却したりするには、共有者全員の同意が不可欠です。

しかし、民法上、共有持分そのものはそれぞれが独立した個人の財産として扱われます。そのため、「自分の持分」だけであれば、他の共有者の同意がなくても自由に第三者へ売却したり、担保に入れたりすることが法律上は完全に合法であり可能です。
しかし、いざ「自分の持分を担保にお金を貸してほしい」と金融機関に申し出ても、簡単には承諾してもらえないのが実情です。

共有持分を担保にお金を借りる2つのパターン

共有名義の不動産を担保にして融資を受ける場合、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。目的に応じてどちらを選ぶか慎重に検討する必要があります。

パターンA:自分の持分のみを担保にするケース(他の共有者の同意なし)

不動産全体のうち「自分だけが所有している割合(持分)」のみに抵当権を設定し、融資を受ける方法です。
最大のメリットは、他の共有者に知られることなく、完全に内緒で手続きを進められることです。保証人も不要なケースが多く、スピーディに資金調達が可能です。親族間でのトラブルを避けたい場合や、至急事業資金が必要な経営者の方などに有効です。ただし、この方法で融資を行ってくれる金融機関はかなり限定され、審査基準も独自のものになります。

パターンB:共有者全員の同意を得て、不動産全体を担保にするケース

他の共有者全員から「不動産全体を担保に入れること」への同意を得て、連帯保証人や物上保証人になってもらい融資を受ける方法です。
不動産全体を担保にできるため担保価値が100%正当に評価され、一般的な銀行の不動産担保ローンでも審査に通りやすくなります。数千万単位のまとまった金額を低金利で借りたい場合や、住宅ローンの借り換えなどの場合は、心理的ハードルが高くても全員の同意を得るのが最も確実な方法です。

なぜ銀行はNG?自分の持分だけで(内緒で)融資が難しい理由

「できれば兄弟や配偶者に内緒で、自分の持分だけでお金を借りたい」と考え、メガバンクや地方銀行に相談に行っても、原則として門前払いとなり、審査にすら通らないケースがほとんどです。

その最大の理由は、「担保としての換金性(処分性)が著しく低いため」です。
銀行がお金を貸す際、万が一返済が滞った場合には不動産を裁判所の競売にかけ、売却代金から貸した資金を回収します。しかし、「家全体の3分の1の権利(持分)だけ」が競売に出されたと想像してみてください。
一般の人がそれを落札しても、見知らぬ他人がすでに住んでいる家の一部の権利を得るだけで、自由に住むことも、更地にしてアパートを建てることもできません。

そのため、一般の市場において共有持分だけを買いたいというニーズは皆無に等しく、競売にかけても買い手がつかない(=資金を回収できない)リスクが高すぎます。銀行は確実な回収を最優先するため、共有者全員の同意(不動産全体への抵当権設定)を必須条件としているのです。

ノンバンク(独立系ローン会社)なら共有持分のみでも融資可能な理由

銀行が融資してくれない一方で、不動産担保ローンを専門とするノンバンク(独立系金融機関)のなかには、共有持分のみを担保とした融資に柔軟に対応している会社が存在します。なぜノンバンクなら可能なのでしょうか?

  • 独自の審査基準と強力な売却・運用ルートを持っている
    ノンバンクは、一般的な不動産市場ではなく、共有持分や訳あり物件(底地・借地など)を専門に買い取る不動産業者や投資家との独自ネットワークを持っています。万が一債務不履行になった場合でも、法的なノウハウを駆使して専門業者に買い取ってもらうルートが確保されているため、銀行が「価値ゼロ」と見なす持分であっても、担保としての価値を適正に評価できるのです。
  • スピード感のある柔軟な審査体制
    銀行のようにシステム化された画一的なマニュアル審査ではなく、物件の立地や将来性、お客様ご自身の現在の返済能力、資金使途を総合的に判断します。「なぜこの資金が必要なのか」「今後どのように返済していくのか」というストーリーを重視するため、スピーディかつ柔軟な融資が可能です。

他の共有者に絶対に知られずに、かつ迅速に資金調達をしたい場合は、銀行ではなく、最初から不動産担保ローン専門のノンバンクへ相談するのが最も現実的でスムーズな選択肢となります。

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共有持分担保ローンが適しているケースとは?

では、実際にどのような方が「共有持分のみを担保としたローン」を活用しているのでしょうか。以下のような緊急性・秘匿性の高いケースで多く利用されています。

  • 事業の運転資金・つなぎ資金が急遽必要になった経営者
    「配偶者と共有名義の自宅があるが、事業の資金繰りのために配偶者に内緒で借りたい」というケースです。業績を知られて心配をかけたくない経営者にとって、強力な選択肢となります。
  • 複数社からの借入を一本化したい(おまとめローン)
    消費者金融やカードローンなど高金利の借入が複数あり、首が回らなくなっている場合、共有持分を担保にして低金利な不動産担保ローンに借り換え(おまとめ)することで、月々の返済負担を劇的に減らすことができます。
  • 相続税の支払いや、他の兄弟の持分を買い取る資金が必要
    実家を相続したものの、相続税を払う現金がない場合や、「実家を出ていく兄弟に代償金を払って、自分の単独名義にしたい」という場合の資金調達としても活用されます。

共有持分だけで不動産担保ローンを利用する注意点・デメリット

非常に便利な共有持分担保ローンですが、一般的な不動産担保ローンとは異なる特有の注意点があります。契約前に以下の点を必ず理解しておきましょう。

融資額が低くなりやすい(希望額に届かない可能性)

融資額は、不動産全体の評価額ではなく、ご自身の持分割合に応じた評価額をベースに算出されます。
さらに、持分のみの場合は売却時のハードルが高い(換金リスク・流動性リスクがある)ため、評価額がさらに割り引かれます。

【シミュレーション例:市場価格3,000万円の家で、持分が3分の1の場合】

不動産全体の価値は3,000万円なので、持分の価値は単純計算で1,000万円です。しかし、担保評価の段階で換金リスクが考慮され、評価額が500万円〜600万円程度に下がるのが一般的です。さらにそこから融資掛け目(70%程度)が掛けられるため、最終的な借入可能額は300万円〜400万円程度にとどまるケースが多くなります。

金利がやや高くなる傾向がある

融資する側(金融機関)にとって、共有持分のみを担保とするのは、法的手続きの手間もかかり回収リスクの高い取引です。そのため、無担保のカードローンよりは低いものの、一般的な(不動産全体を担保とする)不動産担保ローンと比較すると、適用される金利が数パーセント高めに設定されることが一般的です。無理のない返済計画を立てることが重要です。

返済不能になると、他の共有者との間で将来大きなトラブルになるリスク

ここが最も深刻なデメリットであり、最大の注意点です。他の共有者に内緒で自分の持分を担保に入れた場合、万が一あなたが返済できなくなり、持分が競売などで第三者(専門の買取業者など)に渡ってしまうとどうなるでしょうか。

残された共有者(兄弟や配偶者)は、ある日突然、全く知らない不動産業者から「持分を買い取ってほしい」「逆にあなたの持分を売ってほしい」「住み続けるなら家賃を払ってほしい」といった要求(共有物分割請求など)を受けることになります。これが原因で、親族間や夫婦間で取り返しのつかない骨肉のトラブルに発展し、最終的に家を手放さざるを得なくなるリスクがあることは十分に理解しておきましょう。

まとめ:共有持分での資金調達は実績のある専門会社へ

「自分名義の持分しかないから…」「家族に知られたくないから…」と諦める前に、まずは不動産担保ローンの専門会社に相談してみることをおすすめします。状況によっては、ローンの利用だけでなく、借入以外の解決策(持分の売却による現金化や、専門家の介入による権利関係の整理など)が最適な場合もあります。

共有持分を担保にする場合、目先の「借りやすさ」だけで判断せず、将来の返済計画や家族関係への影響まで含めて総合的に検討することが重要です。

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共有名義物上保証人甲区・乙区極度額

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この記事を書いた人

ジャパントラストファンド広報部

ジャパントラストファンド株式会社

不動産担保ローンの専門家集団、ジャパントラストファンド広報部です。
お客様一人ひとりの課題に真摯に向き合った経験から、事業資金・各種資金調達でお困りの方や、不動産の有効活用を検討されている方に向け、様々なシーンで役立つ情報をコラムとしてお届けします。
専門性と信頼に基づいた情報で、お客様の事業発展をサポートできるよう、専門的な内容を丁寧に解説してまいります。

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