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リースとローンの違いとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説

リースとローンの違いとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説

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自動車や機械設備を導入する際、多くの人が「リースにするべきか、ローンで購入するべきか」を迷います。どちらも分割払いに見えるものの、仕組みや会計処理、契約の自由度には大きな違いがあります。

本記事では、リースとローンの仕組みと、それぞれのメリット・デメリットをみてきましょう。両者の違いを比較したうえで、不動産を所有している人に有効な資金調達手段である不動産担保ローンについても紹介します。

リース契約の仕組み

リースとは、設備や機器の購入にかかる初期費用を抑えながら利用できる契約です。リース会社が利用者に代わって対象物を購入し、利用者はリース料を毎月支払うことで対象物を借りて使うことができます。リース料は対象物の取得にかかったお金と利息、事務手数料、保険料、税負担、保守・メンテナンス費用などの合計を契約期間で平準化した金額です。

リース契約の主な対象は、コピー機やパソコンなどの事務機器から自動車、医療機器や工場設備など、購入すると負担が大きい高価な設備・機器です。高価な物品の導入時に多額の初期費用を用意する必要がないため、資金繰りを重視する中小企業や個人事業主に広く使われています。

リースのメリット・デメリット

メリット① 初期費用を抑えられる
まとまった購入資金を用意する必要がないため、現金を手元に残しつつ必要な設備・機器を利用することができます。

メリット② 契約期間中ずっと経費計上できる
リース料は原則として全額を経費処理できるため、事業者が利用する場合は節税につながります。購入時には必要となる資産計上や減価償却の手続きが不要で、経理業務の効率化も期待できます。

デメリット① 契約途中の解約が難しい
原則として途中解約が不可で、契約期間中は利用をやめたくても支払いが続くため、柔軟性には乏しいといえます。個人でも事業者でも、将来的な環境の変化に左右されやすく、収入が減ると返済の負担が大きくなります。

デメリット② 総支払額が割高になる
リース料にはリース会社が対応することでかかるコストやリース会社の利益が含まれるため、本体を購入するよりも支払い総額が高くなるのが一般的です。

デメリット③利用者の所有物にならない
リースは借りて使用できるサービスなので、契約満了時には返却が基本です。利用者の所有物にならない点には注意が必要です。

リースとレンタルの違い

リースもレンタルも「借りる」仕組みである点は共通していますが、その内容には違いがあります。レンタルは、レンタル会社が所有している物品を利用者が必要な期間だけ借りるサービスです。一方リースは、利用者が希望する物品をリース会社が購入し、契約に基づいて中長期間貸し出す仕組みです。

利用期間も異なり、レンタルは数日から数か月といった短期利用が前提なのに対し、リースは数年単位の契約が一般的です。また、リース契約では修理や保守を利用者が負担するケースが多く、レンタルでは提供会社が管理責任を担うことが多い点も違いとして挙げられます。

ローン契約の仕組み

ローンは、金融機関や信販会社から資金を借り入れ、分割で返済していく契約です。借入金で購入した設備や車両は利用者自身の所有物となり、返済が完了すれば自由に売却や賃貸、転用が可能になります。契約内容には返済期間や金利が設定され、借りた金額に金利がプラスされて毎月の返済額や総支払額が決まります。

利用目的は幅広く、住宅や自動車、事業用設備の購入といった形のあるものだけでなく、教育資金や運転資金といった無形の資金需要にも活用できます。また、担保の有無や借入額に応じて個人向け・法人向けなど多様な商品が存在し、金融機関によって融資条件が異なります。

ローンのメリット・デメリット

メリット① 利用者が所有権を持てる
返済が完了すれば購入した設備は資産として残り、売却や再利用が可能です。将来的に資産を残したい人に適した方法といえます。

メリット② 金利次第で総額を抑えられる
低金利の契約ができれば、支払総額を抑えられる可能性があります。金融機関の選び方や返済プランの工夫によって、長期的な負担を軽減し、節約につなげることも可能です。

デメリット① 初期費用が必要な場合もある
頭金や保証料などが求められる場合があり、まとまった資金を用意できない人には負担となります。手元の資金に余裕がない場合には注意が必要です。

デメリット② 資産管理の負担が大きい
購入後は減価償却や税金などの管理コストが発生します。事業者の場合、資産を保有することで会計処理が煩雑になり、負担に感じることもあるでしょう。

リースとローンの違い

リースとローンは支払い方法が似ているように見えますが、実際にはいくつもの違いがあります。利用の目的や資金状況によって向いている方法が異なるため、正確に理解することが大切です。

物品購入時の所有権

リースでは所有権はリース会社にあります。利用者は利用権だけを持ち、契約終了後は物品の返却が基本です。対して、ローンは完済すれば利用者に所有権が移り、資産として手元に残ります。例えば、コピー機をリースすれば契約終了時に返却が必要ですが、ローンで購入すれば中古として売却が可能です。

契約期間

リースは数年単位の長期契約で、原則として途中で契約期間を変更したり解約したりするのは困難です。一方で、ローンは繰上返済が可能で、資金に余裕があるタイミングで早期返済して利息の負担を減らすことも可能です。

支払いに含まれる費用とその内容

リース料には、本体価格に加えて利息や事務手数料、維持費の多くが含まれており、月々の支払いは定額で分かりやすく設定されています。ローンでは、支払いは利息分を加えた借入金の返済が中心で、税金や保険料などの維持費は発生するタイミングで利用者がその都度負担します。

税務処理

事業者の場合、リース料は全額を経費に計上できるため、会計処理が簡単です。一方、ローンで購入した場合は資産計上し、減価償却で購入した資産の価値を少しずつ費用に振り分けて計上する必要があります。経費処理による節税効果を重視するならリース、将来的に資産として残したいならローンという選び方が一般的です。

利用シーンの違い

定期的に買い替えを考えている場合や、常に最新モデルを利用したい場合はリースが適しています。反対に、長期的に同じ設備を使用し続けるならローンのほうが総コストを抑えやすくなります。事業者の場合は、成長ステージや資金繰りの状況に応じて選ぶことが重要です。

借入なら不動産担保ローンも要検討!

リースやローン以外の選択肢として、不動産担保ローンが挙げられます。自宅や事務所、土地などを担保に設定することで、無担保ローンより高額かつ低金利の融資を受けられる点が特徴です。事業者にとっては運転資金や設備投資の確保に役立ち、個人にとっても教育費や生活資金など幅広い目的で活用できます。

一方で、返済が滞れば担保を失うリスクがあり、場合によっては自宅を手放す可能性もあります。そのため、無理のない返済計画を立てることが欠かせません。適切に利用すれば、安定した資金を確保できる手段の1つとなるでしょう。

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