不動産担保用語集

遺言書(いごんしょ/ゆいごんしょ)

遺言書とは、被相続人(相続によって財産などを承継される側の、亡くなった人)が、生前に自身の財産の処分や承継などについて意思を示し、法律上の効力を持たせるために作成する書面です。民法では、自筆証書遺言や公正証書遺言などの種類ごとに、作成方法や要件が定められています。

不動産担保ローンの実務では、担保設定予定の不動産について所有者の死亡により相続が発生した場合、遺言書の有無や内容が、その後の権利関係の整理に影響することがあります。適法な遺言書が存在し、その内容に基づいて相続手続きを進められる場合には、遺産分割協議を経ずに相続登記等を行えることがあり、融資手続きや担保設定にも影響する場合があります。

一方、遺言の内容が一定の相続人の遺留分を侵害している場合や、遺言書の作成方式などに問題があり、その効力について争いが生じている場合には、権利関係の整理が複雑になることがあります。そのため、不動産を担保とした資金調達や資産承継においては、遺言書の有無だけでなく、その内容や法的な有効性、相続人との関係などを確認することが重要です。

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