納税猶予
納税猶予とは、法律で定められた一定の要件を満たした場合に、税金の納付を一定期間猶予する制度です。災害や病気、事業上の著しい損失などによって税金を一時に納付することが困難となった場合の制度のほか、事業承継や農地相続などに関する特例的な納税猶予制度もあります。
不動産担保ローンの審査では、借り手の税金や社会保険料などの公租公課の納付状況が確認項目の一つとなることがあります。税金の未納や滞納がある場合には、国や自治体によって担保不動産が差し押さえられる可能性があります。また、税金の差押えについては、法定納期限等との関係により、抵当権などの担保権に優先して徴収される場合があります。
一方、法律に基づいて正式に納税猶予が認められている場合は、単純な未納・滞納とは異なります。そのため、納税猶予の通知書などの資料を確認した上で、現在の納税状況、事業状況、返済能力、担保余力などを総合的に考慮して審査・検討されることがあります。