現況有姿
不動産を現在の状態のままで取引することを意味する不動産実務上の用語です。建物の傷みや設備の不具合、経年劣化などがある場合でも、修繕や改修を行わず、そのままの状態で引き渡す際に用いられます。
不動産売買では「現況有姿で引き渡す」と定められることがありますが、それだけで売主の責任が完全に免除されるわけではありません。契約不適合責任の範囲については、契約内容によって別途定められます。
不動産担保ローンの審査では、金融機関は現況の状態を前提として担保評価を行います。そのため、建物の老朽化や管理状況、利用状況などが評価に影響する場合がありますが、最終的な担保価値は土地や建物の状況、立地条件、市場性などを総合的に判断して決定されます。