和解調書
和解調書(わかいちょうしょ)とは、不動産担保ローンの返済が遅延し、金融機関との間でトラブルになった際、裁判所を介した話し合い(訴訟上の和解や民事調停)において、両者が今後の返済計画(リスケジュールや分割弁済など)で合意に達した際、その内容を裁判所が記録した公的な書面のことです。
この和解調書は、単なる民間同士の合意書や契約書とは異なり、裁判の「確定判決」と全く同じという、極めて重い法的効力(債務名義)を持っています。
融資を受けている債務者側の目線では、和解調書が作成されることで、一時は一触即発だった「競売(強制執行)」の手続きを法的にストップさせ、合意した新しい計画に沿って無理のない返済をリスタートできるというメリットがあります。しかし一方で、この和解調書に記載された約束を再び破って(滞納して)しまった場合、金融機関は改めて裁判を起こす必要がなく、この和解調書をそのまま使って「強制執行を申し立てる」ことができるようになります。滞納トラブルにおける、最終的な法的手続きの一歩手前に位置する重要な実務書類です。